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南米・ベネズエラで大規模停電…デモも続く

2019年3月10日 6:50

政情不安が続く南米のベネズエラで大規模な停電が発生し、市民生活に深刻な影響が出ている。こうした中、9日、マドゥロ大統領への不満を募らせた人々が再びデモ活動を行った。

現地メディアによると、ベネズエラでは、7日に首都カラカスを含む国のほぼ全域で停電が発生した。停電はまだ続いていて、病院が機能停止して患者が死亡するなど、市民生活に深刻な影響が出ている。最大の電力源である水力発電所の停止が原因とみられていて、マドゥロ政権は、「反政府側の破壊工作だ」などと主張している。

こうした中、カラカスでは9日、暫定大統領を名乗るグアイド氏の呼びかけで反体制派のデモ活動が行われた。参加者らは、マドゥロ大統領の退陣を求めて行進し、一部で武装警官と押し合う事態となった。

一方で、現政権を支持するデモも続いていて、双方の対立は深まるばかり。

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