最高人民会議選挙 当選者名簿に正恩氏なし
北朝鮮は12日、日本の国会にあたる最高人民会議・代議員選挙の当選者を発表した。当選者名簿に金正恩委員長の名前はなく、選挙には立候補しなかったものとみられる。
北朝鮮では10日、5年に一度行われている最高人民会議の代議員選挙が行われ、金委員長も投票した。北朝鮮の選挙委員会は12日、選挙の投票率が99.99%で投票者の100%が各選挙区の候補者に賛成票を投じたと伝え、当選者名簿には金委員長の妹である与正氏が初めて名を連ねた。
一方、金委員長の名前はなく、今回の選挙には立候補しなかったとみられる。北朝鮮の最高指導者が最高人民会議の代議員にならないのは異例のこと。
最高人民会議は来月に開かれる見通しで、国家制度について何らかの変更があるか注目される。