“NZ銃乱射事件”50人死亡 単独犯か
ニュージーランドのモスクで起きた銃乱射事件で、警察はこれまでに50人が死亡したと発表した。事件は単独犯との見方が強まっている。
この事件は、クライストチャーチの2か所のモスクで15日に男が銃を乱射したもので、オーストラリア人のブレントン・タラント容疑者が殺人容疑で訴追されている。
警察は17日の会見で、死者が1人増えて50人に達したと発表した。
また、警察は、タラント容疑者以外に拘束が続いていた2人について、事件とは関係なかったと明らかにした。警察はタラント容疑者が単独で犯行に及んだとの見方を強めている。
事件の背景には移民排斥思想や白人至上主義があるとみられ、警察は動機の解明に向け、捜査を本格化させている。
一方、事件から2日たった今も現場では規制が続く中、17日も追悼の花束を手向ける人の姿が見られた。
現場近くに住む日本人「悲しい。(テロとは)無縁の所かと思っていたので本当に驚いた」
現地に暮らす日本人はおよそ3000人で、事件の衝撃は日本人社会にも広がっている。