米国務長官 “一帯一路協力”伊に「落胆」
中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に協力することで中国とイタリアが合意したことを受け、アメリカのポンペオ国務長官は「落胆する」と述べ、失望感をあらわにした。
イタリアは先週、G7(=主要7か国)で初めて、中国の「一帯一路」に協力することで中国と合意した。
アメリカが主導するヨーロッパでの対中包囲網が切り崩されるとの懸念も出る中、ポンペオ国務長官は27日、イタリアに対して失望感をあらわにした。
ポンぺオ国務長官「不誠実な中国と商業取引をするような国には落胆する」
また、「イタリアであれ、他の国であれ、一帯一路への参加を悲しく思う」と表明。参加すれば「得られる経済的利益を上回る政治的代償を支払うことになる。国民にとっていいことはひとつもない」と警告した。