韓国の元慰安婦支援団体前理事長に罰金刑 寄付金私的流用など
韓国の元慰安婦支援団体前理事長で寄付金を私的流用した罪などに問われた国会議員に対し、裁判所は10日、罰金150万円あまりの判決を言い渡しました。
元慰安婦の支援団体、「正義記憶連帯」の前理事長で国会議員の尹美香被告は、寄付金を私的に流用したなどとして業務上横領や詐欺など8つの罪に問われています。
ソウルの裁判所は10日、検察の懲役5年の求刑に対し、罰金1500万ウォン、150万円あまりの判決を言い渡しました。
裁判所は業務上横領の一部のみ有罪を認定、検察の証拠不足を指摘し、そのほかについては無罪としました。
尹被告は2020年に支援団体の理事長を辞任して国会議員に当選しましたが、元慰安婦の女性が団体の運営の不透明さを批判したことをきっかけに検察の捜査が進められ、在宅起訴されていました。