“和平交渉の用意ある”プーチン大統領が演説 ウクライナの越境攻撃けん制
ロシアのプーチン大統領は5日、極東ウラジオストクで演説し、ウクライナとの和平交渉の用意があると改めて述べました。
ロシア・プーチン大統領
「我々は彼ら(ウクライナ)と交渉する準備があるか?拒否したことは一度もない」
プーチン大統領は5日、極東ウラジオストクで開催中の国際会議で演説し、ウクライナとの和平交渉の用意があると改めて述べました。
2022年にトルコのイスタンブールで協議された停戦案が土台となるとした上で、仲介役になりえる国として中国、インド、ブラジルなどをあげました。
ウクライナ軍のロシア西部への越境攻撃後、ロシア国内では、交渉に否定的な声も上がっていました。
この越境攻撃をめぐっては、「ロシア軍は徐々に敵を追い出し始めた」と主張しました。その上で、逆にウクライナ東部で敵は弱体化し、ロシアの進軍が加速したとして、越境攻撃は失敗したとの認識を改めて強調しました。