アメリカの北朝鮮研究機関は５日、寧辺の核施設の原子炉で作業用クレーンが確認され、原子炉ドームに資材が搬入された可能性があるとする衛星写真を公開した。

アメリカの研究機関「３８ノース」は先月２２日の寧辺の核施設の衛星写真を公開し、実験用軽水炉の近くに作業用クレーンが持ち込まれたと指摘。原子炉ドームの排気管での作業などのため、クレーンで資材をドームに搬入した可能性があると分析している。

さらに、この９日後には、クレーンが原子炉から離れた場所に移されたとしている。

ただ、３８ノースは、施設全体での活動レベルは「最小限」だとし、原子炉が稼働状態に近づいていることを示す「直接的な証拠はない」と分析している。