イスラエル首相 総選挙“トランプ戦術”も
中東和平の行方を左右するイスラエルの総選挙は今週9日、投票が行われるが、苦戦が伝えられるネタニヤフ首相が意外な戦術で選挙戦に臨んでいる。
9日に迫ったイスラエルの総選挙は、ネタニヤフ首相が続投できるかが、最大の焦点。ネタニヤフ首相の与党・リクードのポスターには首相の写真とともに、『リクードが強いとイスラエルも強い』と書かれている。「強さ」をアピールするネタニヤフ首相だが、ある弱点が。
市民「ネタニヤフ首相は刑務所に入るべき」
それは、自らの汚職疑惑。検察が収賄の疑いで起訴する方針を固めるなど、苦しい立場にある。
こうした状況に対抗すべく、ネタニヤフ首相がとったのが「トランプ戦術」。強気の姿勢に打って出ている。
ネタニヤフ首相「(Q:好意的な報道をしろと?)いや、正しい報道だ(Q:好意的な?)正確な報道だ!」
アメリカ・トランプ大統領さながらに、メディアの報道を「フェイクニュース」と呼んで否定。独自のネットメディアを立ち上げ、情報発信にも躍起になっている。本家・トランプ大統領のように勝利をもぎとるのか、注目だ。