リビア武装勢力が首都トリポリの空港を空爆
国家が分裂状態にある北アフリカのリビアで8日、武装勢力が、暫定政府が置かれている首都トリポリの空港を空爆した。首都及び周辺ではこれまでに市民ら3400人が避難したという。
東部のトブルクを拠点とするハフタル将軍率いる武装勢力「リビア国民軍」は8日、敵対する暫定政府が置かれている首都トリポリの国際空港に対し空爆を行った。
「リビア国民軍」は今月4日、トリポリに向けて進軍を開始したが、ロイター通信によると、ここ数日間の戦闘で、少なくとも25人が死亡し、80人が負傷したという。
また、国連によると、首都及び周辺では市民およそ3400人が避難し、電力の供給なども止まった状態だという。
国連は今月半ばに和平会議の実現を目指しているが、治安のさらなる悪化が懸念されており、開催できるかは不透明。