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北朝鮮 サッカー学校にも経済制裁の影響

2019年4月9日 21:54

北朝鮮の首都・平壌にあるサッカーのエリート養成学校が9日、日本の一部メディアに公開された。経済制裁の影響で、外国のサッカーボールなどが手に入りにくくなっているという。

「平壌国際サッカー学校」はサッカーの北朝鮮代表選手の育成を目的とした全寮制の学校で、6歳から17歳の子供たち約230人が通っている。

制裁が長引く中、学校の担当者は子供たちが使う用具の調達にも影響が出ていると話した。

広報担当者「実際にアディダスやナイキのボールは(北朝鮮国内には)入って来ない。なんとか入手して練習したいですが、少し厳しいです」

国際大会で使われるような外国ブランドのボールが入手できず、北朝鮮産のボールを使っているという。8日に公開された平壌市内の靴下工場でも設備や原材料の国産化に取り組んでいた。

制裁解除の見通しが立たない中、外国に頼らない経済発展をめざす「自力更生」のかけ声のもと、様々な場所で国産化を進める動きが活発化しているとみられる。