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イスラエル総選挙 ネタニヤフ首相続投へ

2019年4月11日 2:09

9日に投票が行われたイスラエルの総選挙は右派勢力が過半数を確保する見通しとなり、対パレスチナなどで強硬派として知られるネタニヤフ首相が続投する公算が大きくなった。

イスラエルの総選挙はこれまでに開票率97パーセントで、ネタニヤフ首相率いる右派「リクード」と、中道連合「青と白」がともに35議席で、第1党を争っている。

いずれも単独では過半数に達していないが、リクードを中心とする右派勢力が過半数を確保する見通しで、ネタニヤフ首相続投の公算が大きくなった。

ネタニヤフ首相も10日、他党と協議を始めたことを明らかにしていて、今後は連立協議の行方が焦点となるが、強硬派のネタニヤフ首相続投となれば、パレスチナとの和平交渉が一層停滞するほか、敵対するイランなどとのあいだで緊張が続くことが予想される。