軍事パレード準備 韓国軍関係者は“否定”
アメリカの研究機関は10日、衛星写真を公開し「軍事パレードの準備をしている可能性がある」と分析した。一方、韓国・聯合ニュースは、これについて、韓国軍関係者の話として「軍事パレードの兆候と見るのは難しい」と伝えている。
アメリカの研究機関「CSIS」が公開した衛星写真は今月7日、平壌・東部にある飛行場を撮影したもの。217台もの軍事車両が確認でき、「過去、軍事パレードが行われる前に見られた動きの初期段階と似ている」と指摘。北朝鮮「最大の祝日」とされる今月15日の故・金日成首席の誕生日か、前の朝鮮人民軍創建日である25日に軍事パレードを行う準備をしている可能性があると分析している。
研究機関は「米朝協議が停滞する中、長距離弾道ミサイルなどの新兵器を見せ、強硬姿勢を示そうとしているのかもしれない」と指摘している。
一方、韓国・聯合ニュースは、これについて、韓国軍関係者の話として「軍事パレードの兆候と見るのは難しい」と伝えている。この軍関係者は、北朝鮮が軍事パレードを行う場合、通常は少なくとも2か月前から予行演習を行うと指摘した上で、「そのような動向は確認されていない」と述べたという。