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マクロン大統領「恐ろしい悲劇」大聖堂火災

2019年4月16日 10:47

フランス・パリのノートルダム大聖堂で日本時間の16日未明、大規模な火災が発生した。建物の一部が崩落するなどの被害がでている。

日本時間の16日午前8時ごろ、炎と煙はほとんど見えなくなったが、大勢のパリ市民は不安げに大聖堂を見守っている。

火災は日本時間の16日午前2時ごろに発生し、ノートルダム大聖堂の天井がほぼ焼け落ちたほか、屋根の中央部分に立っていた特徴的な形をした塔が倒れた。ケガ人などの情報はなく火災の原因も明らかになっていないが、AFP通信によると、当時、大聖堂では修復作業が行われていた。

14世紀に完成し、中世の建築の傑作とされるノートルダム大聖堂は、ユネスコの世界遺産にも登録されているフランスのシンボル。

マクロン大統領は15日、ブリジット夫人とともに、まだ消火活動が続いている現場を訪れた。

マクロン大統領「きょう起きたことは、恐ろしい悲劇だ。(大聖堂の火事は)市民の心を悲しみでふるわせている」

パリ市民「動揺や苦悩を感じます。何かしたいのに何もできない。悲しい。とても悲しいです」

今回の火災について、アメリカのトランプ大統領やバチカンのローマ法王庁など世界各地から遺憾の意を示すコメントが発表されている。