ノートルダム大聖堂 修復に向け専門家会議
フランス・パリのノートルダム大聖堂で起きた大規模火災について、修復に向けた専門家会議の初会合が、日本時間の17日夜、フランス大統領府で開かれている。
火災では、ノートルダム大聖堂のほとんどの天井が焼け落ちるなどの被害が出た。修復に向けた専門家会議の初会合は日本時間の17日午後11時から歴史学者や建築の専門家などを集めて開かれ、今後の修復の方針などが協議されるものとみられる。
また、フィリップ首相は17日、大聖堂のシンボルで、火災で崩落した尖塔(せんとう)の設計案を、世界中の建築家から公募する計画を発表した。公募を経て、「尖塔を以前と全く同じものに修復するのか、新たな塔にするか、決めたい」などとしている。
こうした中、天皇皇后両陛下は、マクロン大統領とフランス国民に向けて、お見舞いのメッセージを出された。「深い悲しみに思いをいたしています。聖堂が再び姿をよみがえらせる日の確かな望みをあなたと共にしています」とされている。