×

北 飛しょう体は「正常な軍事訓練の一環」

2019年5月9日 0:46

北朝鮮が、今月4日に複数の飛しょう体を発射したことについて、「正常な軍事訓練の一環で、地域情勢を激化させていない」と主張した。

朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省の報道官は8日、今月4日に複数の飛しょう体を発射したことについて、「誰かを狙ったものではなく、正常な軍事訓練の一環で、地域情勢を激化させていない」と主張した。

米韓の専門家などからは、今回の発射に国連の制裁決議違反となる短距離弾道ミサイルが含まれていたとの指摘も上がる中、北朝鮮としては発射の正当性を強調した形。

さらに報道官は、米韓の合同軍事演習には誰も何も言わないとする一方、「一部の勢力が我々に言いがかりをつけている」と批判。その上で、「自主権や自衛権を否定するなら、誰も望まない方向に我々を押し出しかねないことを肝に銘じるべきだ」と警告した。