走るのに不向きな履物でレース メキシコ
メキシコ北部のモンテレイで12日、走るのに不向きな「あるもの」を履いたレースが行われた。
スタートと同時に一斉に走りだした参加者たち。足元をよく見ると、履いているのはハイヒール。
ロイター通信によると、この「ハイヒールレース」はLGBTなど性的マイノリティーの権利向上をめざしたもので、「女性が履くもの」というイメージがあるハイヒールをLGBTの当事者が履き、多様性をアピールした。
主催者「性への固定観念を壊すために開催した。ハイヒールは女性だけが履くものではない」
モンテレイでは性的マイノリティーへの差別や偏見が根強く、暴力事件も起きているという。
同様のレースはアメリカでも開催されているが、モンテレイでは去年始まったばかりで、主催者は「参加者が増えることを期待している」と話している。