日立の高速鉄道車両「AZUMA」披露 英
日立製作所が製造した高速鉄道の車両が、イギリスでの営業運転開始を前に、ロンドンで関係者にお披露目された。
14日、ロンドンの駅に登場したのは、日立の高速鉄道車両「AZUMA」。イギリス東部を走ることからこの名前がつけられ、翌日からの営業運転を前にお披露目された。
日立は2012年にイギリスの高速鉄道事業の車両製造を受注し、来年中には全866両の納入を終える予定。これは日立がこれまでに手がけた鉄道関連のプロジェクトとしては最大規模だという。
日立製作所・鉄道ビジネスユニット 川畑淳一事業所長「ヨーロッパの車(両)であればヨーロッパで造る。アジアの車(両)であれば日本で造る。最適な分担を考えながらビジネスを進めていきたい」
イギリスではEU離脱をめぐり混迷が続いているが、「部品のおよそ7割をイギリスで調達しているため、大きな影響は出ないと考えている」という。
日立は今回の事業で蓄積したノウハウをもとにグローバル展開を加速させたい考え。