インド首相続投へ 総選挙で与党圧勝見通し
約9億人の有権者を抱える「世界最大の民主主義国」インドで23日、総選挙の開票が行われた。与党が過半数を確保し、圧勝する見通しとなり、モディ首相の続投が確実な情勢となっている。
有権者を約9億人抱えるインドの総選挙は、投票が先月から7回に分けて行われ、23日、一斉に開票作業が行われている。
地元メディアによると、モディ首相率いるインド人民党・BJPはこれまでに前回を上回る290議席以上を獲得し、単独での過半数を確保して圧勝する勢い。モディ首相はツイッターで「我々はともに成長し、ともに強いインドをつくる」と勝利を宣言、続投を確実にしている。
選挙戦では一時、与党側の苦戦が伝えられたが、今年2月、カシミール問題を巡ってモディ政権がパキスタン側への空爆に踏み切るなど強硬な姿勢を示したことで潮目が変わり、支持を大きく伸ばしたとみられている。