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日米首脳「貿易や軍事」で意見交換か

2019年5月27日 0:42

来日中のアメリカのトランプ大統領は26日、安倍首相とゴルフや大相撲の観戦をして、終日共に過ごした。27日に行われる正式な首脳会談を前に、「貿易や軍事」などについて意見を交わしたという。

26日、千葉県内のゴルフ場で、安倍首相がトランプ大統領を出迎え、日米首脳恒例のゴルフ外交が始まった。プロゴルファーの青木功氏も加わり、両首脳は約2時間半にわたってプレーを楽しんだ。記念写真の後は、昼食にアメリカ産牛肉を使ったチーズバーガーを食べたという。

安倍首相「大変リラックスした雰囲気の中で、率直な意見交換もできたと思う」

大統領によると、議題は「貿易や軍事など」だった。ゴルフ終了後、大統領は日本との貿易交渉について「素晴らしく進展している」とツイート。「農業と牛肉」を重視する姿勢を示した上で、「大部分は7月の参議院選挙まで待つ」と表明した。

その後は、ともに大相撲の千秋楽を観戦。初優勝を飾った朝乃山には特注の大統領杯が手渡された。

夜は、友好ムードの中、都内の飲食店で夕食会が開かれ、大統領は安倍首相の一連のもてなしを高く評価した。

トランプ大統領「すばらしい滞在だ。安倍首相と多くのことを話した。生産的な1日だった」

安倍首相「リラックスしながら、様々なことについて議論を行いたい。意見交換したいと思う」

メインメニューは、和牛のステーキだった。

そして27日、大統領は外国の首脳として初めて天皇皇后両陛下と面会する。その後の安倍首相との首脳会談では、北朝鮮などへの対応について議論を深めるとみられ、共同記者会見でどのような発言があるか注目される。