文大統領“米大統領選前に米朝首脳会談を”
アメリカと北朝鮮の対話が停滞する中、韓国の文在寅大統領は、11月のアメリカ大統領選挙の前に、再度、米朝首脳会談を行う必要があるとの考えをアメリカ側に伝えていたことがわかりました。
韓国大統領府の関係者によりますと、文大統領は6月30日、EU(=ヨーロッパ連合)の首脳とのビデオ会議で、「アメリカ大統領選挙の前に米朝首脳の対話がもう一度推進される必要がある」などと述べたということです。
先月16日の南北共同連絡事務所の爆破後、こうした文大統領の考えはすでにアメリカ側に伝えられ、「共感を得て努力が行われている」としています。
また、米韓関係筋によりますと、アメリカで北朝鮮問題を担当するビーガン国務副長官が、来週7日から9日にも韓国を訪問する方向で調整が進められているということです。
ビーガン氏は先月、大統領選挙前の米朝首脳会談について「おそらくない」との見解を示していますが、訪韓に合わせて北朝鮮側との接触を模索するか注目されます。