1988年“パンナム機爆破事件” 米司法当局が元リビア情報機関の男を拘束
1988年にパンナム航空の旅客機が爆破された事件をめぐり、リビアの情報機関に所属していた爆発物専門家の男が、アメリカ司法当局に拘束されたことがわかりました。
この事件は1988年、アメリカのパンナム航空機が爆破され、スコットランドに墜落し、日本人1人を含む270人が死亡したものです。
事件をめぐっては、これまでにリビア情報機関の工作員1人が訴追された後に病死し、もう1人が訴追されたものの無罪となっています。
ロイター通信などによりますと、アメリカ司法当局は11日、リビアの情報機関に所属していた爆発物専門家のマスード容疑者を拘束したと明らかにしました。
アメリカ側は2年前にこの男を訴追し、リビア側に身柄の引き渡しを求めていました。
今後、アメリカで審理が行われることになり、事件の真相究明につながるか注目されます。