NYダウ 利下げ観測が強まり38ドル高
19日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、利下げ観測が強まったことで、株式市場への資金流入が続くとの期待感から、ダウ平均株価は続伸して取引を終えている。
19日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の日の終値から38ドル46セント値を上げ、2万6504ドル00セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も33.44ポイント上げて7987.32で取引を終えている。
この日は午後に、FRB(=連邦準備制度理事会)が今後の金融政策について発表するのを控え、朝方は様子見する投資家が多く、もみ合いで始まった。FRBが、今後、景気が減速する可能性が高まれば利下げに踏み切るとの姿勢を示したことで、株式市場への資金流入が続くとの期待感から、ダウ平均は一時、100ドル以上値を上げる場面もあった。
市場関係者は、「今後は、アメリカと中国の貿易協議次第で景気の見通しが変わるため、進展を慎重に見極めたい」と話している。