パレスチナ支援国際会議 当事者欠席で開催
アメリカが主導して、中東パレスチナの経済支援策を話し合う国際会議が25日、始まった。しかし、トランプ政権に不信感を募らせるパレスチナ側は会議に参加していない。
中東バーレーンで行われた会議にはトランプ大統領の娘婿、クシュナー上級顧問が参加。パレスチナへ、10年間で500億ドルを超える投資を促進する経済支援策に各国の協力を求めた。
クシュナー上級顧問「トランプ大統領、アメリカは皆さんを見捨てたことはない。我々のビジョンを正しく実行すればパレスチナのより良い未来につながるだろう」
しかし、パレスチナ側はイスラエル重視の政策を続けるトランプ政権に不信感を募らせ、会議に参加しておらず、パレスチナ自治区では、抗議デモも起きている。
支援策をテコに新たな中東和平案を前進させたいトランプ政権だが、パレスチナ側の理解を得るのは容易ではないとみられる。