中国が貸し出し…2頭のパンダ一般公開 米ワシントンの動物園
アメリカの首都ワシントンの動物園で、中国から貸し出された2頭のパンダの一般公開が始まりました。
米中友好のシンボルとして、ワシントンで長年親しまれてきたパンダですが、米中関係が緊張する中、2023年の11月に返還され、「パンダ外交」が途切れていました。その後、新たに中国から貸し出された2頭のジャイアントパンダが到着し、24日から公開されました。
パンダを見に来た人
「米中関係(の悪化)を非常に心配していました。もう2度と会えないかもと思っていたので、良かったです」
中国としては、戦略的にパンダを活用し、対中感情を和らげたい狙いがあるとみられます。
パンダの一般公開が始まったこの日、中国大使館では、レセプションが開かれ、アメリカ政府関係者も参加しました。
中国・謝鋒駐米大使
「米中の経済関係は相互に利益があり、ウィンウィンの関係になるのだ。関税戦争などに勝者はいない」
中国の駐米大使は、トランプ政権に対し、対話を継続することの重要性を訴えました。