米政権“北の核兵器保有ハードル”下がる?
3度目の米朝首脳会談で、北朝鮮の非核化は進むのかどうか。2日夜の深層NEWSに出演した北朝鮮の専門家2人は、トランプ政権内で北朝鮮の核兵器保有へのハードルが下がっているのではないかとの見方を示した。
拓殖大学大学院・武貞秀士客員教授「(北朝鮮を)いろいろな国際機構の中に呼び込んで、(核兵器を)使わないでね、どこかにあるでしょ、でも使わないのであれば『見逃してやる』とは言わないけれども、人道支援、お米はこれだけ、重油はこれだけ、ということに頼らざるを得ないと(トランプ)政権の中でも議論が出ているのではないかと思う」
慶応大学・礒崎敦仁准教授「(北朝鮮の)完全な非核化という“ゴールポスト”を動かさないでくれとトランプ大統領に言い続けるのは、日本の役割だと思う」
慶応大学の礒崎准教授は今回の米朝会談について、アメリカ側が日本と事前にすり合わせなかったのであれば問題ではないかと指摘した。
また、拓殖大学大学院の武貞客員教授は、北朝鮮問題のためにも日韓の首脳同士が気軽に情報交換できる関係が必要だと指摘した。