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銃規制の強化法が成立 米国で28年ぶり

2022年6月26日 1:20
銃規制の強化法が成立 米国で28年ぶり

アメリカで28年ぶりとなる銃規制の強化法が25日、バイデン大統領の署名によって、成立しました。

成立した銃規制強化法には、21歳未満の銃の購入者の身元確認の厳格化や、学校の安全対策への資金援助の拡充、さらに各州が、危害を加える恐れのある人物から銃を一時的に没収できる法律を制定するための財政支援などが盛り込まれています。

バイデン大統領「この法案で私が望む全てができるわけではないが、長い間求めてきた命を救うための行動が含まれている」

アメリカでは、先月、南部テキサス州の小学校で児童ら21人が犠牲となる銃乱射事件が起きるなどして、銃規制を求める世論が高まり、これまで慎重だった野党・共和党の一部の議員も法案の賛成に回って、今回、超党派で銃規制強化法が成立しました。

バイデン大統領は演説で、共和党に対し、「われわれは銃に関して妥協できた。他の重要な問題でも妥協できるはずだ」と呼びかけました。