米中閣僚が電話会談「必要応じ協議続ける」
アメリカと中国の貿易摩擦を巡り、両国の閣僚が9日、電話で会談した。今後も「必要に応じて協議を続ける」ということだが、合意に向けた道筋は見えないまま。
米中は先月末に行った首脳会談で新たな関税の上乗せを行わず、対話を再開することで合意している。これを受けて9日、アメリカのライトハイザー通商代表と中国の劉鶴副首相らが電話で会談した。
アメリカ政府高官によると、両者は「必要に応じて協議を続ける」ということだが、いつ、直接会って協議を始めるのかなど詳しい内容は明らかにされていない。
中国による知的財産権の侵害や補助金の問題、双方が上乗せしている関税の扱いなどを巡って双方の主張に隔たりは大きく、合意に向けた道筋は見えないまま。