暗号資産リブラ 米財務長官「深刻な懸念」
アメリカの交流サイト大手、フェイスブックが計画する暗号資産、いわゆる仮想通貨のサービスについて、ムニューシン財務長官は15日、「深刻な懸念を持っている」と表明した。
フェイスブックが計画しているのは「リブラ」という暗号資産で、利用者はメッセージアプリを使って送金ができ、店舗での支払いなどにも使えるとしている。
フェイスブックは来年前半にもサービスを開始したいとしているが、ムニューシン財務長官は会見で、資金洗浄(=マネーロンダリング)などに悪用される恐れがあると懸念を表明、規制が必要だと強調した。
ムニューシン財務長官「財務省は深刻な懸念を表明している。これは国家安全保障の問題だ」
この暗号資産の問題は今週、フランスで開かれるG7財務相・中央銀行総裁会議でも議論される見通し。