米「バーニーズ・ニューヨーク」が経営破綻
アメリカの老舗高級百貨店「バーニーズ・ニューヨーク」が、競争激化による販売不振などで経営破綻した。
バーニーズ・ニューヨークは6日、日本の民事再生法にあたる連邦破産法の適用を申請し、経営破綻したと発表した。インターネット通販との競争激化による販売不振や、マンハッタンにある旗艦店の賃料の高騰が主な原因。
債務を圧縮するため、アメリカ国内の22店舗のうち15店舗を閉鎖するが、マンハッタンなど7つの旗艦店は営業を続けるとしている。当面の運転資金として7500万ドル、日本円で約80億円を確保していて、今後は新たなスポンサーを探す方針。
なお、日本で展開する「バーニーズ ジャパン」は、バーニーズ・ニューヨークと資本関係はなく、「事業に直接的な影響はない」としている。