北朝鮮のICBM発射受け…国連安保理が緊急会合“足並みそろわず”
北朝鮮がICBM(=大陸間弾道ミサイル)を発射したことを受け、国連の安全保障理事会は25日、緊急の公開会合を開きました。
安保理の緊急会合はアメリカなどの要請に基づき開かれたもので、理事国ではない日本と韓国も関係国として参加しました。
会合では、欧米諸国から北朝鮮に対する非難の声が相次いだほか、アメリカは、「制裁の強化が必要だ」として、新たな安保理決議案を提出する予定であることを明らかにしました。
アメリカ・トーマスグリーンフィールド国連大使「制裁は北朝鮮の不法な兵器開発を制限してきた。いまは制裁を終わらせる時ではない。いまこそ制裁を続けるべきだ」
一方、中国とロシアは、改めて制裁の緩和を主張するなど、安保理としての足並みがそろわず、一致した対応をとることはできませんでした。