国後島と択捉島で試験的な観光ツアー開催へ
北方領土の日露共同経済活動の1つである観光事業に関して、国後島と択捉島の試験的な観光ツアーが10月に開催されることが明らかになった。
ロシア経済発展省によると、今月8日にモスクワで行われた共同経済活動に伴う観光ツアーに関する専門家会合で、今年10月に国後島と択捉島の観光ツアーを試験的に開催することで合意したという。国後島や択捉島では、活火山や湖などの自然や温泉施設などの観光を計画しているという。
共同経済活動には経済関係者らの新たな渡航の枠組みが必要だが、日露間の調整は難航していて、今回の試験ツアーは、元島民らを対象とした既存のビザなし渡航制度を活用して1回限りの特例措置として実施される。