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G7 仏で開幕、初日は“外交・安全保障”

2019年8月25日 7:08

G7(=主要7か国首脳会議)がフランスで始まり、初日の日程が終了した。緊張が続くイラン情勢などについて議論が行われたとみられる。

初日の夕食をとりながらの討議は、現地時間の午後11時すぎまで約3時間、行われた。アメリカのトランプ大統領が深く関わる外交・安全保障の問題で議論が白熱した可能性もある。

テーマの一つとみられる北朝鮮情勢では、完全な非核化を実現することで一致するとみられる。ただ、イランへの対応を巡っては圧力を強め続けるアメリカに同調する国はなく、トランプ大統領が孤立している可能性もある。

これに先立ち、ホスト役のフランス・マクロン大統領はトランプ大統領を昼食会に誘い、G7での協調を呼びかけている。

マクロン大統領「これらの多くの危機において、我々には強い協調が必要だ」

トランプ大統領「この週末は多くの成果を上げられるだろう。楽しみにしている」

ただ、トランプ大統領が求めるG7での「成果」はあくまで、自らが進めるアメリカ第一主義の正当性を主張すること。3日間の討議の結果、アメリカとそれ以外の国との溝がさらに広がっている可能性もあり、政策協調の場だったG7の機能不全が一段と鮮明になる恐れがある。