中国政府は当初、今月に予定していたアメリカと中国の貿易摩擦を巡る閣僚級協議について、来月初旬にワシントンで開催することで合意したと発表した。

中国商務省は、５日、劉鶴副首相とアメリカ通商代表部のライトハイザー代表らが電話会談し、来月初旬にワシントンで閣僚級協議を行うことで合意したと発表した。

閣僚級協議は、当初、今月開催の予定だったが制裁関税「第４弾」を発動したアメリカに中国が報復関税で応じるなどして、日程調整が難航したものとみられる。

こうした中、トランプ大統領は４日、中国通信機器大手「ファーウェイ」について「いま議論したい対象ではない」とのべて、貿易協議の議題にとりあげず禁輸措置を維持する考えを示した。