人生は逆境と挑戦 米・金メダリストに学ぶ
東京オリンピック・パラリンピックを前に、アメリカのメダリストらが来日して子供たちにスポーツ教室を開いている。
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先月、東京・世田谷区。子供たちに水泳を教えるのはアンソニー・アービン選手。東京オリンピック・パラリンピックに向けてアメリカ大使館などが主催で水泳教室が行われた。
アービン選手は、シドニーとリオの2つのオリンピックで金メダルを獲得した選手。
アービン選手「(キックのときは)膝や足首を曲げずに、長いムチしなやかな1本の竹のように足を使うんだ」
トップアスリートとして数々の壁を乗り越えてきたアービン選手。人生は“逆境”と“挑戦”だという。
アービン選手「時に逆境が君たちを選ぶことがある」「逆境にどのように立ち向かうかで自分の成長が決まる」
アービン選手は19歳でオリンピックで金メダルを獲得するも、アルコール中毒などに陥り競技から離れた時期もあった。しかし、“逆境”を乗り越えて競技に復帰し、再び金メダルを獲得。2人の子を持つ父となった今、水泳への思いを語る。
アービン選手「(これからも)泳ぎ続けていきたいし水泳に関わっていきたい」「(社会に)還元していくことは大切だと思う」
教室に参加した子供たちは――。
参加者「いつでも楽しむことも大事だし、努力し続けて上手くなれたらなと思う」
金メダリストとの交流で大きく刺激を受けた子供たち。来年のビッグイベントを前に、“逆境”を乗り越えたメダリストのすごさを体感した。