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日韓が異例の応酬 IAEA理事会で

2019年9月10日 15:40

福島第一原発の事故後の取り組みをめぐり、日本と韓国は9日、IAEA(=国際原子力機関)の理事会の場で異例の応酬を繰り広げた。

9日の理事会では、「安全」の議題で日本が原発事故後の取り組みを説明したが、韓国側は「人々の健康と安全を確保し、環境を保護することが重要」として、より詳細で透明性のある情報公開を求めた。

また、事故後の取り組みには日本だけでなく多国間の枠組みが望ましいとして、IAEAに積極的な関与を提案した。

これに対し日本側はこれまでも透明性のある情報共有を行っていると反論し、異例の応酬となった。

韓国は今月5日に汚染水の処理について懸念を示す書簡をIAEAに送っていて、今月16日から開かれる総会でもこの問題を提起する方針。