ウクライナの原子力規制当局 核物質扱う研究施設が砲撃受けたと発表
ウクライナでは、6日も首都キエフ近郊など各地でロシア軍による攻撃が続き民間人にも被害が出ています。
首都キエフ近郊のイルピンは、キエフに進軍しようとするロシア側と抵抗するウクライナ軍との間で、激しい戦闘が続いています。住民が避難するさなかもロシア軍による砲撃が相次ぎました。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領「武器を持っていない人への攻撃は許せない」
中西部にあるビニツァ空港もロシア軍の砲撃で破壊され、ゼレンスキー大統領は、「ロシア軍はインフラを破壊し続けている」と批判しました。
アメリカ国防総省の高官は、国境周辺に集結したロシア軍の95%近くがウクライナ国内に侵攻し、これまでにおよそ600発のミサイルを発射したと分析しています。
ただ、首都キエフ周辺などでウクライナ軍の強い抵抗を受けているとしています。
一方、ウクライナの原子力規制当局は6日、東部ハリコフにある核物質を扱う研究施設が、ロシア軍の砲撃を受けたと発表しました。施設のケーブルやガラスなどが破損したということで、ウクライナ側は「ロシアがまた核テロを行った」と非難しています。