フィリピンにある活火山で、溶岩の流出が確認されました。当局は、数日から数週間以内に大規模な噴火が起きるおそれがあるとして、周辺住民1万3000人あまりを避難させています。

火山活動が活発化しているのは、フィリピン・ルソン島にあるマヨン山です。AP通信などによりますと、火山活動は先週から活発化し、11日夜には火口から溶岩が流出するのが確認されました。

フィリピン当局は、5段階ある警戒レベルを「3」に引き上げ、数日から数週間以内に大規模な噴火が起きるおそれがあるとして、周辺住民1万3000人あまりを避難させています。また、航空機には頂上付近を飛行しないよう通達を出しました。

マヨン山はフィリピンで最も活発な火山の1つで、1814年の大規模噴火では溶岩流が町を襲い1200人が死亡しています。