チェルノブイリ原発の作業員ら 4週間ぶりに交代が実現
先月からロシア軍により占拠されているウクライナ北部のチェルノブイリ原発では、およそ4週間ぶりに作業員の交代が実現しました。
チェルノブイリ原発では、ロシア軍により占拠された先月24日以降、当時勤務していた職員211人でシフトを組み、事実上の“住み込み状態”で作業を続けてきました。
IAEA(=国際原子力機関)は20日、そのうちのおよそ半数が4週間ぶりに交代し帰宅したとウクライナから報告を受けたと発表しました。
IAEAのグロッシ事務局長は、「職員らは、外国軍に囲まれストレスと疲労のたまる状況で重要な仕事をこなしてきた」と述べ、残りの職員についても早期の交代を訴えました。