中国 アメリカ国家安全保障局の3人を指名手配、サイバー攻撃疑い
中国当局は15日、アメリカ国家安全保障局に所属する3人の容疑者をサイバー攻撃の疑いで指名手配したと発表しました。
中国北部・黒竜江省ハルビン市の公安当局が指名手配したのは、アメリカ国家安全保障局の特定アクセス工作部門に所属する3人の容疑者です。
国営新華社通信によりますと、今年2月に開催された国際スポーツ大会「ハルビン冬季アジア大会」の試合情報のシステムや、黒竜江省内の国防科学研究機関に対して国外からサイバー攻撃が行われていたことが発覚。
捜査の過程で、アメリカ国家安全保障局に所属する3人の関与が浮上し、ほかにも中国国内の重要な情報インフラに複数回サイバー攻撃を行ったほか、中国の通信機器メーカー「ファーウェイ」へのサイバー攻撃が確認されたということです。
また、アメリカ国家安全保障局のほか、カリフォルニア大学やバージニア工科大学も関与していた疑いがあるとしていて、公安当局は、「法に基づいて、海外勢力が我が国をサイバー攻撃し機密情報を盗むことを厳しく弾圧する」としています。
最終更新日:2025年4月15日 2:28