英・ロンドンで日本の“うまみ”紹介するイベント 「和食」ユネスコ登録10周年を記念し
和食がユネスコの無形文化遺産に登録されてから昨年末で10周年を迎えたことを記念して、イギリス・ロンドンで、日本の「うまみ」などを紹介するイベントが開催されました。
農林水産省によりますと、2013年にユネスコの無形文化遺産に「和食」が登録されてから、海外の和食レストランの店舗数は10年で3倍以上に急増しています。11日にロンドンで行われたイベントでは、ヨーロッパ各地で腕をふるう料理人たちが「うまみ」や「発酵」といった和食の魅力を語りました。
イギリス人シェフ サット・ベインズさん
「日本食はとても繊細なものだと思います。伝統や歴史・バランス・季節性がある。イギリスではトップレストランの90%で日本食の影響がみられます」
鈴木あづさ記者(NNNロンドン)
「こちらでは、イギリス特有のパンに塗るペーストに漬け込んだ魚を寿司の形で提供しています」
参加者
「私たちは皆、日本食が大好きです。“うまみ”がおいしくしてくれている」
今年秋には、日本酒や焼酎などの「伝統的な酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録される可能性があり、実現すれば、改めて和食が注目されることが期待されています。