米政府高官“イランが今週中にもイスラエルに報復行う可能性”
アメリカ政府高官は12日、イランが早ければ今週中にもイスラエルに報復を行う可能性があるとして、「攻撃に備えなければならない」と述べました。
イランは、イスラム組織ハマスの指導者ハニヤ氏の殺害を受けて、イスラエルに報復攻撃を行うと宣言していますが、アメリカ・ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は12日、イランやイランの支援を受ける組織による攻撃が、今週中にも行われる可能性があるとして、「一連の重大な攻撃に備えなければならない」と強調しました。
また、イランの攻撃が行われれば、アメリカなどが15日に開催を呼びかけているパレスチナ自治区ガザ地区をめぐる停戦交渉に「影響を与えるだろう」と指摘しました。
一方、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアの首脳は12日、電話会談を行い、中東情勢について協議しました。会談終了後共同声明を発表し「地域の安全保障に重大な影響を与える」として、イランに対し攻撃を行わないよう求めました。