NYダウ1100ドル超安 50年ぶりに10営業日続落
アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が今後の利下げペースを緩める見通しを示したことを受け、18日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、1100ドル以上値を下げ、取引を終えました。ダウ平均は、50年ぶりとなる10営業日連続の下落です。
FRBは18日、年内最後の会合を開き、政策金利を0.25%引き下げることを決めました。利下げは、3会合連続です。
一方で、来年の利下げ回数の予想を前回9月時点の4回から2回に修正し、利下げのペースを緩めて高金利を長く保つ姿勢を示しました。
これを受け、ダウ平均株価は大幅に下落し、前の日の終値から1100ドル以上値を下げて取引を終えました。これでダウ平均は、10営業日連続の下落です。
アメリカメディアによりますと、ダウ平均が、10営業日連続で下落するのは、1974年以来50年ぶりです。
アメリカのトランプ次期大統領が掲げる関税の引き上げや減税などは、インフレを再び加速させる可能性があり、FRBは、難しいかじ取りを迫られることになります。
最終更新日:2024年12月19日 10:16