韓国全土で一斉“空襲訓練” 北朝鮮のミサイル攻撃など想定…日本人観光客からは戸惑いの声も
北朝鮮が衛星の打ち上げを通告する中、韓国では23日、すべての市民が参加した北朝鮮からの攻撃に備えた訓練が、6年ぶりに行われました。
――訓練が始まり、ソウル市内を走る8車線ある大通りが、通行止めとなっています。
韓国全土で23日午後に行われた訓練は、北朝鮮からのミサイル攻撃などを想定したもので、ソウル市内では中心部を走る大通りが15分間にわたり通行止めにされたほか、全市民が参加する形で、地下や屋内などの安全な場所に一斉に避難する訓練が行われました。
今回の訓練は、今週月曜日(21日)から始まった米韓合同の軍事演習の一環で行われるもので、実施されるのは6年ぶりです。
訓練の実施を知らなかった観光客からは、戸惑いの声も聞かれました。
日本人観光客
「警報で雨かなと思って、びっくりしました」
尹錫悦大統領は、訓練の意義について「非常時の対応能力を高め、すべて国民の安全を守るためのものだ」と強調しています。