イスラエル総選挙、投票開始 首相続投焦点
中東イスラエルで17日、総選挙の投票が始まった。長期政権を築いている強硬派のネタニヤフ首相が続投できるかが最大の焦点。
イスラエルでは今年4月に総選挙が行われたが、勝利したネタニヤフ首相が連立協議に失敗し、議会を解散したため、異例のやり直し総選挙となった。
ネタニヤフ首相は対イランや対パレスチナで強硬派として知られ、10年を超える長期政権を築き、通算在職日数は歴代最長。一方で、汚職疑惑を抱えていて、続投できるかが最大の焦点。
事前の調査では、首相が率いる右派政党は第一党を争うものの、続投を支持する他の政党とあわせても過半数の獲得は微妙な情勢となっている。このため、ネタニヤフ首相は続投すれば、パレスチナ自治区の一部を併合する考えを示すなど、右派票のとりまとめに躍起になっている。
投票は日本時間18日未明に締め切られ、即日開票される。