石油施設攻撃 ロウハニ大統領、米など非難
アメリカのトランプ政権がサウジアラビアの石油関連施設への攻撃にイランが関与したとの見方を強める中、イランのロウハニ大統領は18日、「対立を生み出そうとしている」とアメリカなどを非難した。
サウジの石油関連施設への攻撃について、アメリカメディアがイラン国内から巡航ミサイルが発射されたことが判明したと報じるなど、トランプ政権はイランが関与したとの見方を強めている。
これに対し、ロウハニ大統領は18日、「攻撃はイエメンによる警告だ」と改めて関与を否定。「アメリカやサウジなどは地域に対立を生み出そうとしている」と非難した。
こうした中、サウジアラビアはアメリカが提唱するホルムズ海峡の安全確保のための有志連合への参加を決めた。国営メディアが18日に伝えたもので、石油施設への攻撃でイランと緊張が高まる中、トランプ政権との関係を強化する狙いもあるとみられる。