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2022年7月8日 23:42

G20閉幕 ウクライナ情勢めぐり…西側諸国とロシアの対立が一層鮮明に

G20閉幕 ウクライナ情勢めぐり…西側諸国とロシアの対立が一層鮮明に

インドネシアで開かれていたG20=主要20か国・地域の外相会議が8日、閉幕しました。ウクライナ情勢をめぐって、西側諸国とロシアの対立が一層鮮明となっています。

会議には、日本の林外務大臣やアメリカのブリンケン国務長官らのほか、ロシアのラブロフ外相も出席し、ゲストとしてウクライナのクレバ外相がオンラインで参加しました。

議長国インドネシアのルトノ外相は会議の冒頭、「G20は、多くのグローバルな課題を解決する道しるべでなければならない」と結束を呼びかけました。

ただ、会議の中ではウクライナ情勢をめぐって、西側諸国とロシアが非難の応酬を繰り広げました。

ロイター通信によりますと、アメリカのブリンケン国務長官は、世界的な食料危機などをめぐって話し合う場で、ロシアに対して「ウクライナの穀物はロシアのものではない。なぜ港を封鎖するのか」などと詰め寄ったということです。

また、林外務大臣は、「ロシアはエネルギーや食料を政治的に利用しており、危機の責任はロシアにある」と非難しました。

オンラインで参加したウクライナのクレバ外相は、ロシアの侵略に対して断固とした対応をとるよう世界に求めました。

一方、ロシアのラブロフ外相は、「西側諸国は、世界経済の課題に取り組むG20の役割から離れ、ロシア批判に終始している」と反発し、クレバ外相の演説中は席を立ったということです。

一連の会議を通じ、西側諸国とロシアの対立が鮮明になった形で、議長国として会議の閉幕会見を行ったインドネシアのルトノ外相は、「多くの参加国から、グローバルな課題に効果的に対応することがますます困難になっているとの懸念が示された」と明らかにしています。

画像:G20 Pool / Antara Photo