アマゾン森林火災 ブラジル大統領が反論
南米のアマゾンで森林火災が広がっている問題で、国連総会に出席しているブラジルの大統領は、各国からの批判に反論し、「アマゾンは破壊されていない」と強調した。
アマゾンで起きている大規模火災は、農地開拓のための野焼きが関連するとされ、ブラジルの国としての対応に批判の声が上がっている。
これに対し、ブラジルのボルソナロ大統領は、24日、アメリカのニューヨークで開かれている国連総会で演説し、「ブラジルは、世界で最も環境保護に取り組んでいる国のひとつだ」などと反論した。その上で、「アマゾンでは、メディアが伝えているような破壊はない」と強調した。
ただ、ブラジルの国の機関が、アマゾンでは記録的なペースで火災が発生していると指摘していて、対応を求める各国との溝はさらに深まりそうだ。