中国建国70年を前に“世界最大級”新空港
中国の建国70年を前に、世界最大級となる北京の新空港のオープニングセレモニーが行われた。
新空港は北京中心部から南に約50キロに位置し、総面積は約140万平方メートル。総工費は約6兆8000億円に上る。滑走路は現在4本だが、今後は7本まで増やし、将来的に世界最多の2億5000万人が利用するハブ空港を目指す。
25日の開港式では、中国政府高官らが新空港の完成を「中国が大国になった証しだ」と自画自賛するとともに、建設を主導した習近平国家主席の功績を強調した。
習主席は現在、アメリカとの貿易摩擦や香港のデモへの対応など難しいかじ取りを迫られているが、来月1日の建国70周年のタイミングに合わせて新空港の完成をアピールし、求心力を高める狙いもあるとみられる。