トランプ氏のウクライナ疑惑 告発文公開
アメリカのトランプ大統領が来年の大統領選の有力候補の不祥事探しに協力するようウクライナに圧力をかけたとされる疑惑で、この疑惑の告発文が25日、公開され、政府高官が隠蔽(いんぺい)を図った疑いがあることが分かった。
告発文では「大統領が2020年の選挙に外国を介入させようとそそのかしている」とし、再選という「個人的利益のための大統領職の乱用」だと指摘。
さらに、政府高官がウクライナ側との会話の詳細な記録を削除するよう指示するなど隠蔽を図った疑いがあるとしている。
野党・民主党の追及が強まる中、トランプ大統領は徹底抗戦の姿勢を示している。
トランプ大統領「私の電話は完璧だった民主党がやっていることは恥ずべきことだ」
また、有力紙ニューヨーク・タイムズによると大統領はこの日、スタッフの前で内部告発者に情報提供した人物は「スパイに近い」と述べて人物の特定を望み、罰するべきとの意向をにじませたという。