韓国南部の蔚山で２８日、港に停泊していた輸送船で爆発が起きた。乗組員や消防士など１８人がけがをしている。

蔚山市内を走る車から撮影された映像には、港にかかる橋を渡ろうとすると、その橋のすぐ脇で巨大な火柱が上がる様子が映っている。

聯合ニュースによると、２８日午前１１時前、港に停泊していた石油製品の輸送船が爆発・炎上し、隣に停泊していた別の輸送船にも燃え広がった。

２隻の船には計４６人の乗組員がいて、全員救助されたものの乗組員や消防士ら計１８人がケガをしたという。

船からは激しい炎と黒煙が立ち上ったため、近くの橋の通行が規制され、周囲の船も移動された。地元当局が爆発の原因や被害の状況などを調べている。